ナンヨウハギ(ドリー)の餌付けや長期飼育の方法

ナンヨウハギの飼育方法・繁殖方法

 

ナンヨウハギ

黄色と青が美しいナンヨウハギの成魚

学名(Paracanthurus hepatus)英名(Blue tang,Regal tang,Palette surgeonfishなど

別名、ナンヨウハギは、英名のBlue tang(ブルータン)にちなんでブルタンなどと呼ばれたりします。また、映画の影響もあってナンヨウハギよりもドリーと呼んだ方が簡単で伝わりやすい事から、ドリーと呼ぶこともしばしばです。

ナンヨウハギはスズキ目ニザダイ科のナンヨウハギ属に分類される海水魚です。

色は青をベースとした体色に、黒の特徴的なラインと尾びれに黄色が入った原色系の美しい海水魚です。海水魚のみの水槽でも美しく、サンゴ水槽に泳がせても大変よく合う海水魚です。

映画ファインディングニモ・ファインディングドリーのドリーのモデルとしても知名度が高く

観賞魚としてもとても人気があります。

そんなナンヨウハギの飼育方法や特徴、飼育する上での最適な餌や入手方法

価格などを解説していきます。

分布 

インド太平洋特にインドネシア、フィリピンなど浅瀬のサンゴ礁に生息しています。

日本でも沖縄や温かい地域で見られる事がありますが、そこまで多く目撃する事はできません。

ナンヨウハギが鑑賞目的で捕獲されるほとんどが、インドネシアやフィリピンです。

 

大きさ

約20~30センチ 自然界では30センチを超える個体もいます。

一般的には20~25cmくらいが、成魚のサイズとなります。日本の水族館などで見られるナンヨウハギは15センチ前後が多いですが、実際に海水魚ショップで購入する場合は入荷の多い10cmに満たない生体が多いです。

 

ナンヨウハギの飼育温度

 24~25℃ 自然界では比較的浅瀬に生息している為温度は高めです。

ナンヨウハギが生息する水域の水温は24度前後です。30度くらいの高温にもある程度は耐えられますが、ナンヨウハギは低温に弱く、日本で飼育する場合はヒーターを必ず用意しましょう。もちろん30度での飼育となると生体への負担がありますので、なるべく24度前後をキープできるように、夏場のクーラーも合せて「ヒーターとクーラー」を用意する事が長期飼育のポイントとなります。

 

ナンヨウハギの入手方法や価格

 

飼育難易度 ★★★☆☆  

ナンヨウハギの飼育はコツさえ掴んでしまえば比較的簡単ですが、水質づくりと餌が重要になってきます。

しっかりとした水づくりを行った上で飼育環境に慣れさせる事が大切です。水換えを怠ったり、餌の与えすぎによる水質の悪化を防ぎましょう。特にナンヨウハギは白点病にかかりやすい海水魚ですので、白点病にかかる前に、日頃の水質管理に加えて植物性の餌や海藻類を与えるなどして、元気な状態を維持する事が大切です。

入手難易度 ★☆☆☆☆  人気度が高いので海水魚を取り扱っているショップでしたら入手は容易です。

 

価格 1000~6000円前後  

ナンヨウハギの入手は比較的簡単です。人気の海水魚ですので通信販売や海水魚ショップなのでの取り扱いは多いです。流通しているナンヨウハギの多くは、10cm未満の小さな個体が多いですので、大きな個体を入手するには各ショップに問い合わせてみるなどして事前に大きめのナンヨウハギが欲しい旨を伝えておくと良いと思います。ファインディングニモやファインディングドリーの影響で、ナンヨウハギの乱獲が危惧されており、その価格も以前に比べて高くなっているので実情で、小さなナンヨウハギ(3cm前後)の個体で1500円前後~大きな個体になると6000円程度になってきます。主にナンヨウハギを捕獲しているインドネシアやフィリピンのシッパー達も映画の影響で増えたニーズと、インターネットの普及に伴い全世界に輸出される量が増えて、自ずと価格が上がっているのが現状です。

 

出荷前のナンヨウハギ

ナンヨウハギの幼魚は比較的安価で販売されています

 

ナンヨウハギの特徴や生態

 

 

ナンヨウハギのサイズは20cmから30cmが成魚のサイズです。青い身体に黒色の模様が入っており、尾びれは黄色と黒の色鮮やかな海水魚です。ニザダイ科の海水魚の特徴として、胸びれを素早くパタパタとして水中を回遊します。

幼魚は円形に近い丸みを帯びた体型ですが、大きくなっていくにつれて隋円形になっていきます。

背ビレと臀ビレに固いトゲを持っています

サージョンフィッシュ(尾鰭の根元に鋭いトゲを持っている海水魚の種類)の仲間ですので、他魚と争う際にはそのトゲを立てて飛び出させ、素早く泳ぎながらそのトゲを擦りつける様に攻撃します。サージョンとは外科医という意味で、サージョンフィッシュの鋭いトゲが素早く切り裂く事から由来しています。

ナンヨウハギは獰猛な海水魚ではありませんので、通常の飼育で手に怪我を負わされるという事例は確認しておりませんので安心してください。

珊瑚礁に群れを作って生息しており、天敵があらわれるとそれらの隙間に隠れて回避します。特に幼魚は臆病なので直ぐに隠れられるサンゴや岩の周辺を泳いでいる事が多いです。夜になると、成魚も幼魚も珊瑚礁の隙間に身を隠して眠ります。餌はプランクトンを食べたり、コケや海藻を食べたりもします。

ナンヨウハギの群れ

群れを成して珊瑚礁のまわりに生息する

ナンヨウハギは主に世界中の温暖な海に分布しています。高知県以南の海で稀に見られる事がありますが、日本で見られる機会はなかなかありません。インド洋や太平洋で主に見られる事が多い海水魚です。日本ででダイビングをしていて、ナンヨウハギを見つけたらとてもラッキーです。

 

 

ナンヨウハギを飼育する前に必要な物、用意する物

パタパタと可愛い泳ぎ方に、愛嬌のある表情がとても癒されるナンヨウハギ。

しっかりと健康に飼育する為に必要なもの、順序をまとめています。

 

ナンヨウハギが喜ぶ水槽サイズ選び

 

ナンヨウハギを飼育する際はなるべく大きな水槽がよいです。幼魚のナンヨウハギは多く流通しており、500円玉くらいのサイズのナンヨウハギもよく見かけますが、胸ビレを盛んに動かしてよく水槽内を泳ぎ回りますので、大きくなることも想定した水槽選びが必要です。小さなナンヨウハギを飼育する場合でも、60cm水槽くらいのサイズがあった方がナンヨウハギも喜ぶでしょう。

 

ナンヨウハギの飼育に適したフィルターや濾過システム

 

観賞用の水槽とは別に濾過槽(ろかそう)を設けて、濾過に特価した水槽を作る事が望ましいです。

濾過槽にはサンゴ砂の粗目のものを使用し、プロテインスキマーも取付ける必要があります。

 

 

ナンヨウハギの飼育に最適な照明器具

 

ナンヨウハギを飼育する上では、安価なLED照明でも飼育することは問題ありません。そこまでシビアに照明をコントロールする必要はありませんが、ナンヨウハギが生息している珊瑚礁の水域に近い照明は、メタルハライドランプが最適です。最近ではフルスペクトルLEDライトやリアルスペクトルLEDライトなど、自然に近い照明も出ています。

 

人工海水と天然海水

 

ナンヨウハギをはじめ、海水魚を飼育する場合は淡水(塩分がほとんどない水)では飼育できません。

人工海水用の塩を使った海水づくりは、水道の真水に人工海水用の塩を使って塩分を最適な濃度に調整してから飼育します。

塩分の濃度は比重を目安に測定します。比重の測定には比重計というアクアリウム用品を使用し、ナンヨウハギの飼育では1.021~1.023という目盛りに合せて濃度を調整します。比重計は安価なものですので、海水魚を飼育する場合は必ず用意します。

もう一つは天然の海水を使用する方法があります。文字通り海の海水をそのまま使用する事で、天然の海水には沢山の栄養素や微量元素が含まれておりますので、ナンヨウハギの生息環境に近い水が手早く出来ます。ただし、海から遠い地域の方や海まで行く時間の無い方は人工海水用の塩をオススメします。人工海水用の塩にも、しっかりとミネラルや微量元素が含まれた商品も出ていますので、神経質になる心配はありません。

 

比重計

塩分濃度を合わせる際に使用します。塩分濃度自体を測定するには、高価な機材が必要になりますので、比重計で海水の比重をはかって、塩分濃度の目安を割り出します。日々の水の蒸発による変化や、水換えを行う場合は、水槽立ち上げの時に合せた比重と変ってしまいますので、ナンヨウハギを飼育する場合は必ず用意しましょう。

 

ヒーターとクーラー

日本の気候でナンヨウハギの最適な温度である24度を維持するためには必ずヒーターを使用します。

ヒーターは、温度が下がれば作動し、温度が上がれば停止するという役割を持っています。

細かい温度設定を行う場合は「サーモスタットとヒーターを併用」します。常に一定温度に固定する設定の「オートヒーター」があります。オートヒーターはヒーターに予めサーモスタットが内蔵されているタイプの物です。

ナンヨウハギを飼育する場合、日本の夏場は30℃を超してしまうことが多いのでクーラーや冷却ファンを使用して温度を下げる必要があります。

冷却ファンは冷却能力が低いので、なるべくアクアリウム用のクーラーを使用しましょう。

 

サーモスタット

 

ヒーターやクーラーの設定温度を調整する機器です。サーモスタットがあれば、細かい温度の調整が出来ますので、ナンヨウハギを飼育する場合はサーモスタットを用意しておくと便利です。

 

 

サンゴ砂

 

ナンヨウハギの飼育に、サンゴ砂は絶対に必要なものではありませんが、見た目を海の様な華やかなイメージにする場合はオススメです。サンゴ砂は厚く敷きすぎると、底に有害物質(硝酸塩など)が溜まってしまうので2~3センチ程度がベストです。有害物質が溜まると、ナンヨウハギの病気や体調不良の原因になります。

 

ライブロック

 

ライブロックには「岩状」のものと「枝状」のものがあります。枝状のものは、元々大きなサンゴが台風や時化で折れたり、何らかの理由で白化して石化したものに、藻類や微生物が住み着いたものです。

野生のナンヨウハギは珊瑚礁に主に生息しています。新しい環境に住まわせる事になるので臆病なナンヨウハギの為にもライブロックはいれてあげましょう。ラブロックをレイアウトする時にナンヨウハギのサイズも考えて、しっかりと隠れられるようなスペースを作ってあげると良いです。

ライブロックとは生きた岩と言われています。一見ただの装飾に使う岩に見えるライブロックですが、中にはいろいろな生物が住んでおり、バクテリアがたくさんついているので、水質の浄化にも繋がります。ナンヨウハギはプランクトンを食べるので、新鮮なライブロックは餌づくりにも最適です。

ライブロックを購入して、数日後にケヤリムシや小さなカニが出てきたり、買ったはずの無いナマコが出てきたりと面白い要素が沢山つまっています。

現在では人工で作成した人工ライブロックなどもありライブロックよりも比較的安価に購入することが出来ます

 

ナンヨウハギを実際に飼育する前の準備 

 

カナンヨウハギをにお店から購入して実際に飼育する前の準備として、先ほどの必要道具を把握したら、まずは水槽の立ち上げ前の事前確認をしましょう。ナンヨウハギをお店やインターネットで購入する前に、じっくりと水槽の立ち上げを行い、ナンヨウハギさんを迎え入れられる海水づくりを行いましょう。

 

水槽を置く場所を決める

ナンヨウハギを迎える前に、肝心の水槽を設置する場所を決めます。水槽の設置場所の条件としておさえるポイント

 

水槽を置いても大丈夫な強度が確保されているか

 

水の入った水槽はとても重たくなります。水槽専用の水槽台を使用するか、水槽の重量を計算した上で、大丈夫だと確信できる場所に設置しましょう。もちろん水槽台を設置してグラグラするような不安定なところには絶対に置いてはいけません。

大体の水の重さは1リットル1kgですので、W60cm×H30cm×D30cmの水槽の場合は水量だけで、約54kgです。さらに水槽自体の重さやライブロックなどの重量も考慮する必要があります。大型水槽の場合は床の強度にも充分な注意が必要です。

 

 

水槽に直射日光があたらない場所を選ぶ

直射日光があたる場所に水槽を置いてしまうと、夏場の強烈な日差しによってすぐに水温が高温になってしまったり、その他の危機の故障に繋がる可能性があります。また、直射日光があたる場所は多量のコケが発生する原因にもなりますので、避けて設置する事をオススメします。どうしても窓際や日光があたる場所に設置する場合は、遮光用にブラインドやカーテン、すだれなどを使用して、太陽の光を遮る工夫をしましょう。

「照明器具は太陽に近い光を求めているのに…」と矛盾を感じるかもしれませんが、自然の海と水槽の深さはあまりに違いがあります。さらには水槽の側面から光がガンガン当るという事は自然界ではあり得ません。太陽光に近い照明は“太陽の明るさ”というよりも、太陽光が水中の生き物に届く光の“波長(スペクトル)”を近づけているという事です。

 

小さなお子様やペットが容易に届く場所かどうか

海水魚を飼育していると、小さな子供やペットは興味津々です。手を入れてみたり水槽に衝撃を与えたりという事が考えれます。手を入れたり水槽に衝撃を与えると、海水魚や生き物がびっくりしてストレスになったり怖がります。最悪の場合は水槽が破損して水がこぼれ出したり怪我の原因にもなりますので、水槽の設置場所はしっかりと検討が必要です。

 

水換えの利便性も考える

水換えをする場合に、水道水を利用する場合は水まわりも考えておくと便利です。水道が遠いと、バケツや容器で水を運んで海水を作るという作業が必要になってきますので、なるべく水道が近い場所のほうが、長期のメンテナンスは楽になります。水換えをする場合に必ず水を捨てますので、その場合も水場が近いと排水の手間が軽減されて便利です。長い長いホースを利用する手もありますが、水換えが頻繁になると束ねてあるものをほどいて、使い終わったらまた束ねて収納するという手間が大変になります。水場が遠いと、水をこぼしてしまうリスクなども当然増えてきます。

 

水槽の立ち上げ

ナンヨウハギを十分に飼育できる海水づくりを行いましょう。

水槽を置いて、海水をつくって塩分濃度を合せてOKというわけではありません。

しっかりと水の循環をつくって、安定した水を維持できる環境をつくる必要があります。

水槽を設置して、濾過槽や濾過装置の取付けやヒーター・クーラー、プロテインスキマー、照明の取り付けを行ったあとは全ての電源を入れて、実際に海水を循環させて試運転を行います。その中に他の水槽(ショップや通販で購入したもの)の水をいれて、バクテリアの繁殖を促します。そうしてバクテリアが濾過槽や濾過材になじむまで最低1ヶ月は試運転を行います。

 

ナンヨウハギ

 

ナンヨウハギを水槽に入れる

一ヶ月以上のの試運転の期間を経た水槽に、ようやく購入したナンヨウハギを水槽に入れます。

もちろん購入してきたナンヨウハギは以前の環境とは別の水槽に来る事になりますので、急に水槽に入れてしまうと、水質や温度の差によってショックを受けて弱ってしまったり、死んでしまう事があります。ゆっくりと水合せを行って、徐々に新しい環境に馴染ませてあげるように心がけて下さい。

 

水あわせの方法

 

・まずはナンヨウハギを購入してきたままの袋に入れた状態で水槽に数十分浮かせて、水槽の海水の温度と袋の中の温度を合せます。

・次に購入してきた袋を一旦取り出して、海水と一緒にナンヨウハギをバケツなどの入れ物に移します。

エアーチューブを使用して、エアーチューブの片方をこれからナンヨウハギを入れようとしている水槽の水の中につけて固定し、もう片方を口でくわえて吸うと水槽の水がバケツに落ちてくる(サイフォン式)ので口で吸った方の端を、ナンヨウハギと海水が入っているバケツに固定します。その際に、海水が落ちる量をゆっくりと水あわせが出来る様に調整します。

(エアーホースの固定はエアーチューブ用の吸盤を使うと固定しやすいです。)

この時に注意したいのは、バケツの中の海水が酸欠(酸素が不足している状態)にならないように、水が落ちる出口とバケツの間が空気中に出ている状態にするか、心配であればバケツの方にエアレーションを行いましょう。バケツの水があふれそうな場合は水槽に戻し、それを繰り返して20~30分程度の水合せを行えば完了です。水あわせを行ったバケツの海水ごとナンヨウハギも一緒に優しく飼育水槽の中に放してあげましょう。

 

ナンヨウハギの餌、餌付けの方法

 

ナンヨウハギは雑食性です。餌は植物性の餌を中心に与えましょう。

 

ナンヨウハギにオススメの餌

やはり一番オススメなのはナンヨウハギが野生で捕食している動物プランクトンです。
活きたブラインシュリンプを与えたり、生の海ぶどうや藻類を与えるのがベストです。

 

海ぶどう 500g

 


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しっかり500g程度を別水槽もしくは隔離した水槽にいれておいて勝手に育成しながら使用するのがお勧めです。
アマゾンでは少々値段が高いですが、完全に人間用の品質の物が届きます。
色々と探した結果、食用の海ぶどうよりもチャームの海ぶどう500gが最安でした。
観賞魚に与える分には全く問題ありません。

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動物プランクトンを水槽内で生かしておくことが出来れば水質の悪化にもなりませんし、海ぶどうを着生させておけば好きな時に好きな分だけ食べてくれます。
こちらも水質が悪化しないので大変素晴らしい餌と言えます。

ただし、常時生きているブラインシュリンプや生の海ぶどうが水槽内にある状態というのは難しいでしょう。

たまにご褒美として与えてあげたり、身体が弱っている時や餌食いが悪い時に試してみるのが良いかと思います。冷凍のブラインシュリンプなどもありますので、自分の飼育スタイルに応じて出来る範囲で良い物を与えてあげましょう。

 

ナンヨウハギを人工餌で飼育するには?

ナンヨウハギは比較的どんな餌でもサイズが合っていればパクパク食べてくれます。

しかし、動物性の餌ばかりを与えていても、喜んで食べてくれるのですが、厚みの無い痩せ細ったナンヨウハギになる事が多いです。

しっかりと植物性の餌をバランス良く与える事が、元気なプックリとしたプリプリのナンヨウハギに育ってくれるコツになります。

 

具体的な餌の例として

 

【ひかりプレミアムメガバイトグリーン】

ナンヨウハギなどのハギやニザダイなどをはじめ、ヤッコにも最適な人工餌です。植物性の餌を好む海水魚を飼育する場合は定番の餌となります。ナンヨウハギが好む天然の原料(魚やオキアミ、海苔など)を使用しており、臭いなども食いつきを考慮してつくられているので普段の飼育の主力として使用できます。

 

キョーリン 海水魚の餌 プロバイオティクス メガバイトグリーン S 50g

 

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最高の喰いつき(MEGABITE)を実現した海水魚飼料誕生!
植物食性の海水魚が好む天然原料を豊富に配合し、喰いつきの良さを究極まで追求した海水魚専用飼料です。 腸の働きを活発にし、消化吸収を改善する、生菌剤の1種「ひかり菌」を配合。体調を整えることにより、健康な体を維持します。

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【ひかりプレミアム海藻】

こちらも同じキョーリンが出している餌で、ナンヨウハギが好むわかめや海苔を原料としていますので食いつきが良いです。海藻成分が70%と、メガバイトグリーンよりも植物性が強い餌ですのでナンヨウハギも喜んで食べるオススメの餌です。

 

キョーリン ひかりプレミアム海藻70 S 80g

 

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海藻だけを与えるよりもバランスの取れた総合栄養フード!
海藻約70%の割合で配合しているので、ナンヨウハギやブダイ、ニザダイなど植物質を好む魚に最適です。
※賞味期限は3年間となります。
1.海藻約70%の割合で配合しているので、ナンヨウハギやブダイ、ニザダイなど植物質を好む魚に最適。
2.海藻ベースにメガバイトの嗜好性成分を添加。嗜好性抜群のペレットタイプ。
3.ビタミン15種と各種ミネラルを配合。海藻だけを与えるよりもバランスの取れた(総合栄養)フードです。

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人工餌に共通するポイントとして、必ず食べきれる範囲で給餌する事が水質悪化を最小限に留めるコツです。餌の与えすぎやバランスを考えて、ナンヨウハギの長期育成を目指しましょう。

 

ナンヨウハギのカルシウム補給を補う

乾燥したオキアミ(人間が食べるもの)はカルシウムを豊富に含んでいるので、ナンヨウハギのカルシウム補給に最適です。フードプロセッサーなどでナンヨウハギのサイズに合せて砕いて与えると良いです。

 

ナンヨウハギに実際に餌を与える

 

ナンヨウハギのみならず海水魚は淡水魚に比べてとてもデリケートです。

水槽に入れた直後からその環境に慣れるまでは餌を食べてくれない事がありますが、ほとんどの個体がそうですのでご安心を。

餌食いが悪くても無理矢理餌を与えたりしないように気を付けましょう。数日すれば、徐々に餌を食べてくれるようになります。それでも餌食いが悪い場合は先ほど記載したように、ナンヨウハギの大好物である活き餌や海ぶどうなどの海藻を少しづつ与えて下さい。水質の悪化も防げますので重宝します。人工餌を食べてくれるのであればそれで順風満帆ですが、食べてくれなかった場合に残り餌が腐敗して水質が悪化すると、ナンヨウハギの体調が悪くなり、更に餌食いが悪くなるなどの負のスパイラルに陥る事もあります。

ナンヨウハギが新しい環境に慣れるまで、餌食いが良くなるまでは残り餌はなるべく見つけたらとってあげる事を意識しましょう。

一日の餌を与える頻度ですが、食べきることが出来る量を2回程度が良いです。満腹になるまで与えれば与えただけ食べる事もありますが、残り餌の事や食欲の事を考えると程よい餌やりが良いでしょう。

環境にも慣れて餌食いが良くなったら、ナンヨウハギの人懐っこい性格で餌を求めてくるようになります。基本的には臆病者ですが、日々の給餌を丁寧に続ける事で可愛らしいナンヨウハギの姿を見ることが出来ます。

 

ナンヨウハギは白点病になりやすい

 

海水魚の病気は沢山ありますが、特にナンヨウハギは強靱なウロコを纏っておらず、デリケートな肌をしているので、白点病になりやすいです。底砂を触ったりレイアウトを変更したりで沈下していた有害物質が舞うだけで白点病になる事もあります。また、水温の変化や水質の変化も白点病の原因となります。水温はなるべく一定に保ち、塩分濃度は1.020~1.023から外れないように飼育しましょう。PHも8.2前後で安定させる事が望ましいです。照明の点灯時間が長すぎたりすると、これも白点病の原因となりますので、ナンヨウハギがしっかりと睡眠を取れるように照明の時間も設定をし、ライブロックの隙間や影に隠れて休めるような環境作りを心がけて下さい。

 

ナンヨウハギの寿命

 

ナンヨウハギの寿命は飼育下で8年程度で、野生では10年程度が平均となります。今までのナンヨウハギの最高寿命は13年という記録があります。飼育下で5年以上ナンヨウハギを飼育出来れば大変素晴らしい環境で飼育しているといえます。よく流通しているナンヨウハギは3cmくらいの小さな個体が多く、価格的にもこれくらいのサイズだと2000円前後が相場ですので入手しやすいです。しかし幼魚からの飼育となると、成魚ほどのストレス耐性や免疫力を持っていないので、大きくするまでが勝負と言えるでしょう。一定のサイズになれば、慣れた環境で安定して飼育すれば長生きさせる事が出来ます。

 

ナンヨウハギは群生させた方が良い?

野生下では、ナンヨウハギは群れを作って泳ぎます。単独で泳いでいる事はほとんどありません。

水槽での飼育も、出来れば大きな水槽で複数を群泳させてあげたいところです。よく回遊する魚ですので群れを作って回遊している元気なナンヨウハギは美しくて楽しそうにしています。餌やりに関しても、他の個体が居る事で餌食いの誘発にもなり、複数のナンヨウハギで飼育したほうが飼育のハードルは下がります。

ナンヨウハギベビー

ナンヨウハギのベビー

ナンヨウハギと他種や他魚の混泳は?

 

ナンヨウハギ同士での飼育は群れを作って泳ぎますので大丈夫です。他種との混泳も、ナンヨウハギは温厚な魚ですので基本的に大丈夫です。ナンヨウハギ自体は他の魚をいじめる事はありませんが、他種で縄張り意識の強い魚が居るとナンヨウハギを攻撃する可能性がありますので、気が強い魚は注意が必要です。

 

ナンヨウハギは産地によっての違いがあるのか

 

主にナンヨウハギはフィリピンやインドネシアからの便で日本にやってくる事が多いです。産地によっての柄の違いや性格の違いは特にありませんので、購入の際は気にする必要はありません。ショップや販売側も、ナンヨウハギの産地まで丁寧に記載してあるところは少ないかと思います。

 

お店でナンヨウハギを購入するときのポイント

 

ナンヨウハギを選ぶ時に注意してみておきたいポイントは

ナンヨウハギ

ナンヨウハギを選ぶ時は元気で厚みのある個体を選ぶと良いです。

・水槽の中を元気に遊泳している個体

・ナンヨウハギ特有の青と黒と黄色の発色が美しい

・正面から見て身体に厚みがある

・目がしっかりと合う

・ショップの店員さんとお話をしてみて、普段から餌食いの良い個体を選ぶ

 

あとは、体表に白い点があったり膜を張っていたり、目の色が濁っていたりなどのナンヨウハギは病気にかかっている可能性がありますので、可哀想ではありますがなるべく立派な個体を選びましょう。

 

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