イソギンチャクと共生する生き物まとめ

クマノミ以外にもイソギンチャクと共生する生き物が存在!

イソギンチャクと共生するエビ

イソギンチャクと共生するエビ

イソギンチャクとの共生と言えば、クマノミ類を思い浮かべる方がほとんどだと思います。

また、イソギンチャクに入れるのはクマノミだけだと思っている方も、たくさんおられるかと思います。

しかし、実際はイソギンチャクと共生できる種は意外と多く(?)存在します。

ダイビングやシュノーケリングが趣味の方は知っていると思いますが、

クマノミ以外の生き物で、甲殻類の生き物が結構イソギンチャクと共生しているのです。

ここでは、クマノミ以外でイソギンチャクと共生する生き物について紹介します。

キンチャクガニやアカホシカニダマシ

キンチャクガニ

イソギンチャクを振りかざすキンチャクガニ

アカホシカニダマシ

アカホシカニダマシ

クマノミの次にイソギンチャクと共生することで有名なのがカニです。

キンチャクガニはカニハサミイソギンチャクとカサネイソギンチャクの仲間で、

イソギンチャクをハサミで挟んで身の危険を感じるとそのイソギンチャクを振りかざして相手を威嚇します。

またその振りかざす姿から「ボクサークラブ」や「チアリーダー」と言われたりもします。

この方法はカニにとって天敵のタコにはかなり有効な方法になります。

イソギンチャクと共生するカニで、水槽で飼育する際はアカホシカニダマシが市場でよく見かける種類です。

アカホシカニダマシは、キンチャクガニとは違いイソギンチャク触手の中をすみかにして天敵から身を守ります。

イソギンチャクモエビ

イソギンチャクモエビ

イソギンチャクモエビ

イボハタゴイソギンチャクの上のイソギンチャクモエビ

イボハタゴイソギンチャクの上のイソギンチャクモエビ

鮮やかなオレンジ色の体色に白い円模様が特徴的で、非常に観賞性の高いエビです。

イソギンチャクモエビは最大でも1cm前後にまでしか成長せず極小サイズのエビの仲間です。

また本種もイソギンチャクを住みかとして、イソギンチャクの触手の中で生活をします。

寿命は約2~3年程でショップでは500~1000円で程度でよく売られています。

イソギンチャクカクレエビ

イソギンチャクカクレエビ

イソギンチャクカクレエビ

透明の体色に白い斑紋が大きく発色します。

大きさは約3cm前後でイソギンチャクモエビよりは大きくなりますが本種も小型のシュリンプでテナガエビ科の仲間になります。

イソギンチャクカクレエビもイソギンチャクの触手を住みかに生活をします。

刺胞毒の強いイソギンチャクとセットで存在する事が多く、

カクレクマノミが生活するハタゴイソギンチャクに一緒に居る事も多いです。

「ハタゴイソギンチャク」「イボハタゴイソギンチャク」「ミノイソギンチャク」に居るのを良くみかけます。

アカホシカクレエビ

アカホシカクレエビ

アカホシカクレエビ

本種も半透明な体色に赤色のラインが所々に発色します。

アカホシカクレエビは日本でも静岡県、和歌山県、三重県などで見ることができます。

自然界では主にシマキッカイソギンチャクやサンゴイソギンチャクと共生していることが多く水深20m程で生息しています。

ヒメイソギンチャクエビ

ヒメイソギンチャクエビ

ヒメイソギンチャクエビ

サンゴが生息出来る、岩礁帯のイソギンチャクに暮らしている事が多いです。

透明な退職に白色の斑紋があり、刺胞毒を持つサンゴにも暮らしている姿が見られます。

市場にはあまり出回っていません。

ミツボシクロスズメ

ミツボシクロスズメ

ミツボシクロスズメ

全体的に真っ黒な体色に三つの白い班点が特徴的です。

本種はスズメダイ科の仲間になりスズメダイの仲間の中で唯一イソギンチャクに入ることが出来る種です。

自然界では良くクマノミと一緒に共生している姿を見ることができます。

観賞魚としても良く飼育されることが多く、小型のスズメダイ類なので小型の水槽でも飼育可能です。

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