ライブロック購入の注意点とキュアリング・レイアウトまで

ライブロックは海水魚水槽の立ち上げに重要

 

海水魚を飼おうとすると、必ず耳にするようになる言葉の一つに「ライブロック」という言葉があります。

海水魚ショップで1kgあたり2000~5000円という岩とは思えない程高価で販売されるこの岩は

文字通り「生きている岩」になります。

多孔質のこの岩はには海藻や様々な生き物や微生物が付着しており、水槽の浄化に役立つバクテリアも付着しています。

 

採集したライブロック

様々な生物が棲むライブロック

 

ライブロックの素材や役割は?

 

ライブロックは、死んだ石サンゴの骨格がベースになっているものがほとんどです。

そこに海藻や微生物、バクテリアなど様々な生き物が付着したもので、文字通り生きた岩と呼べるものです。

バクテリアが無数に付着している為、ライブロックだけでも水浄化の手助けになります。

このライブロックを水槽立ち上げのときに導入することによってライブロックからフィルターのろ材にバクテリアを供給することができます。つまり、フィルター内にバクテリアを増殖させる為のタネと言うことです。

前述したように、そもそもライブロック自体にある程度のろ過能力があるため、最初にセットした時のフィルターがまともに機能していない時には、ろ過の補助としての役割も期待できる。

なお、ライブロックとはサンゴ礁にあるサンゴの骨格がベースの岩のことで近くの普通の海岸にある推積岩ベースの岩とはまったく違うものになります。

ライブロックは値段が高い

 

初めて水槽を立ち上げる際に購入すると、見た目は単なる岩なのに高価だと感じるかもしれません。

しかし付着している生命を保持する為に、水分を保っ状態で航空便で送られてくるので、輸送コストがかかっているのは事実です。

良心的なショップでは、表面に老廃物や生命体の死骸を取り除き、清潔な海水を貯めた水槽でコンディションを整える、

「キュアリング」という作業を行っています。こうした良い状態のライブロックを販売する為に手間をかけているので、価格が高くなるのは様々な理由があるのです。

 

良いライブロックを購入する際の注意点

 

ライブロックにも、良いものと悪いものがあります。

水槽セットの時に導入するものだから、いいものを選ばないとどうしようもない。ゆえにライブロックを購入する時は、そのライブロックが良いものか悪いものかを見分ける目を養うことが重要になります。

良いライブロックとは、ピンク色や、赤、紫色の石灰藻という藻が程よく付着し、大きさの割りに軽いもの、

特に注意すべきは、においを嗅いで嫌な匂いがしないもの。

反対に悪いライブックは、石灰藻の付着がほとんどない、大きな割合に重い、表面がほとんどない、

大きな割合に、表面に白いカビが生えている、匂いを嗅ぐと腐ったような匂いがする。

ショップでライブロックのストック水槽を眺めて、水が白っぽく濁っている場合は腐っている可能性が高いです。

腐ったライブロックは付着生物が大量に死滅しているため、使い物にならないどころか、

悪いライブロックを入れていると、水槽の水はいつまでも良くならず、魚にも重大な悪影響を及ぼしてしまいます。

購入際には、特に匂いに注意することが重要です。匂いを嗅がせてもらえないようなショップでは、ライブロックを買わないほうが良いと言えます。

とはいえ、地方に住む方の中には、近隣にショップがなく、通信販売に頼らざる得ない人もいます。

その際はまずはいくつかのショップに、電話でお話をしてみるとことをお勧めいたします。

海水魚水槽で重要なポイントを握るライブロックですので、信頼出来そうなショップさんを作っておきましょう。

チャーム本店

チャーム本店

 

 

ライブロックの形状選びのポイント

 

ライブロックには起状に富んだ形状のものと、あまり変化のないものがあります。

海らしいレイアウトにするには、入り組んだ形状のモノが適しています。

サンゴを配置する際も、平凡なライブロックよりも凹凸や変化に富んだ形状の方が、安定した配置に繋がります。

大きな水槽では、土台に変化の少ない岩を使い、観賞する人から見やすいところを入りこんだ格好の良いもので組んだりします。

土台にするライブロックが必要な程の小さい水槽では、良い形状のものをいくつか選んで組むのが良いと思います。

いい形をしたライブロックはそれだけで魚が安心できる隠れ家にもなります。

 

ライブロックをレイアウトする際のポイント

ライブロックの組み方は基本的には、それぞれの好みなどで組んでも大丈夫ですが、すぐに崩れてしまうような不安定な組み方だけはしないように注意しましょう。ぐらぐらするような組み方はよくないです。

ライブロックが落下して生き物が下敷きになってしまう可能性がありますし、ガラス水槽の場合は

ヒビが入ったり割れてしまう原因になります。ですので安定性には十分に注意して、しっかりと組むようにしましょう。本来の海でも恐らく表面であったと思われる石灰藻を、我々が見える方向に向くように向くようにレイアウトするようにレイアウトすると、綺麗な感じで仕上がります。自然なレイアウト構造する土台となる素材と同時に、水槽のコンディションさえも向上させる魔法の岩「ライブロック」有効に使って、より深く容易に海水魚生活を楽しんでいきましょう。

 

中からいろいろなおまけ?生物が出てくる

 

ライブロックには、目に見えるものから、目に見えないものまで様々な生物が付着しています。

貝や小さなナマコ、海藻、ゴカイなど様々で、中にはイソギンチャクやサンゴ、エビ、カニ、海綿体までついているものもあります。

最初は目に見えなくても、成長してから気がつく生物もいます。
これはライブロックの楽しいところで、おまけが付いてきた気分にもなります。見ていて飽きの来ない岩なのです。

しかし、ライブロックから発生してくる様々生き物は、有益なものだけではありません。

飼育している海水魚やサンゴへ害を及ぼす生物も同時に付着してくる事があります。

具他的な種類は、シャコ、カニ、ウミケムシ、ウニがそれに該当します。

 

注意①シャコやカニなどの肉食の生物

 

シャコやカニは肉食性で、小さい魚を食べてしまいます。

この二つは最初は小さく気が付かず、大きくなった姿を確認して初めて分かることが多いです。

注意②ウミケムシやウニ

 

ウミケムシはゴカイにくらべて毛がとても多く、毛に毒を持っています。

ウニはライブロックなどに付着いている石灰藻などを削りとり、ただの岩のようにしていまいます。

また、硬い歯でアクリル水槽に傷をつけることもあります。

こういった生物は、見つけ次第取り出してしまうのが吉です。

水槽内で発見したら素手では触れずに長いピンセット等で取り出します。

シャコやカニ、ウミケムシなどは捕獲する専用のトラップがあるので、それを利用するのも手段です。

取り出した生物は海へ逃がしてあげるか、別の影響の無い容器で飼育しても良いです。

可哀想ですが、多くのアクアリストは海が遠いので処分しているのが実情です。

 

ライブロックのキュアリングとメンテナンス

 

ライブロックを水槽に入れる前に、キュアリングとメンテナンスをする事をオススメします。

まずは、入手したライブロックのくぼみなどをチェックして、シャコやウニ、カニなどが棲んでいないかを調べます。

付着している海藻などは不要であれば取り除いても良いです。

次に、海水をいれたバケツなどで軽く振り洗いして、汚れを落としから水槽に入れます。

 

キュアリング中のライブロック

ライブロックだけの容器に海水を貯めてキュアリング

 

信頼出来るショップでキュアリングをされている場合は不要ですが、

キュアリングを行う際は、専用の水槽を準備しておく必要があります。

専用の水槽で暫く試運転して海水をまわしておきます。プロテインスキマーの使用も有効です。

死骸やアンモニアの発生がほとんど無くなったと判断してから、本命の水槽へレイアウトします。

 

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