海水魚飼育『基礎知識・費用・初心者オススメの海水魚まとめ』

海水魚を飼育したいと思った事はあるけど、どうすれば良いのか分らない。

海水魚やイソギンチャクを上手に飼育する方法をゼロからご紹介します。

金魚やメダカを飼育した事が無い初めての方でもご安心下さい。

こちらでご紹介する内容を理解すれば、必ず南国のマリンアクアリウムを再現できるはずです。

解りやすいように順を追って具体的に解説していきます。

紹介している商品画像のリンクは、リーズナブルでオススメの商品です。
画像は30cm水槽の立ち上げを基準に掲載しているので、30cmキューブ水槽を立ち上げたい方は一式揃えれば飼育準備が整う内容です。
※後述する「TEGARU」を購入する場合は、ヒーターとクーラーは必要ありません。

海水魚水槽とは?海水魚を飼育する前に。

初心者でも出来る海水魚の飼育方法

 

海水魚を飼うには、水道から出る水(塩分の入っていない淡水)では飼育が出来ません。

海で暮らしている海水魚やイソギンチャクは、塩分が溶けた水で飼育する必要があります。

海水魚を飼育する上で必要な機材と条件をご紹介していきます。

 

海水魚飼育が初めての方にオススメな生体

海水魚といっても何万種類という魚が存在する中で、個性や習性も様々です。

一緒に飼育すると食べられたり、ストレスを感じて死んでしまう事もあります。

ここでは初心者の方にもオススメできる海水魚の入門種をご紹介します。

・デバスズメダイ

デバスズメダイは沖縄等でよく見られ、エメラルドグリーンが美しい魚です。
群れをなして泳ぐ姿はキラキラと、とても癒されます。

 

 

・カクレクマノミ

ポピュラーな海水魚です。愛くるしい顔と独特の泳ぎ方がとても可愛らしい種です。
イソギンチャクと一緒に飼育するのが醍醐味です。

・クマノミ

カクレクマノミ同様に、愛嬌のある顔と泳ぎ方がとても可愛い種類です。
こちらもイソギンチャクと一緒に飼育するのがオススメです。
カクレクマノミほどイソギンチャクの種類にうるさくないのでオススメです。

クマノミの飼育方法を下記の記事で詳しくご紹介しています。

・ミズジリュウキュウスズメダイ

珊瑚礁のまわりに良く生息している種類で、縦のラインが美しい種類です。

・ルリスズメダイ(コバルトスズメダイ)

ブルーの体色が海水魚らしい美しい種類です。
沖縄や温かい海でよく見られます。
縄張り意識が比較的強いので、同じ種類を一緒に飼わない場合にオススメです。

・ケヤリムシ

海水魚水槽のアクセントになり、特に餌などは必要ないのでオススメです。

・マガキガイ

見た目は独特です。ゴミやフンなどが溜まりやすい水槽の底砂を掃除します。
底砂をかき混ぜながら動いてくれますので、お掃除役として最適です。

・クモヒトデ

見た目は良いとは言えませんが、普段は岩の下などに隠れているので大丈夫です。
こちらも残り餌などを食べてくれたりお掃除役に最適な種です。

 

 

海水魚飼育に必要な機材まとめ

まず、海水魚を飼育する準備をする前に必要な物をリストアップしましょう。

一見多く見えますが、ネットショップや海水魚ショップで簡単に全て揃うものばかりです。

 

 

チャーム本店

・水槽

 

理想の水槽サイズを決める必要があります。
飼育する生体のサイズに合せた水槽選びを行います。
水槽のサイズは様々ですが小さすぎると水質が安定しないなど、難易度が上がります。
海水魚飼育では30cm以上の水槽をオススメします。

初心者の方にオススメの規格水槽サイズ

30cm規格サイズ水槽 幅30cm×奥行18cm×高さ24cm 12.9リットル
30cmキューブ水槽 幅30cm×奥行30cm×高さ30cm 27リットル
45cm規格サイズ水槽 幅45cm×奥行24cm×高さ30cm 31リットル
60cm規格サイズ水槽 幅60cm×奥行30cm×高さ36cm 65リットル

水槽は「オールガラス」や「フレームレス」と呼ばれる枠が無いタイプの物がデザイン性が高くスッキリしていてオススメです。
上記の水槽サイズであれば流通量も多く、比較的リーズナブルに入手出来ます。

 

・水槽台(キャビネット)

 

水槽を設置するには専用の水槽台を利用するのが一般的です。
メーカーが水槽の重量や水はね・配線の穴などを考えて製造しています。
デザイン性にこだわる場合はしっかりと強度を検討した上で、キャビネットを選びましょう。

 

・照明

 

照明器具は主に「水槽を美しく演出する」役割と、「生体の昼夜を作る」という役割があります。
海水魚やイソギンチャクをはじめ、目に見えない微生物にも昼夜が必要です。
自然界と違う、ずっと明るい状態や、ずっと暗い状態では生体に負担がかかります。
照明器具は海水魚にとって太陽の役割を果たします。必ず水槽に明るい昼と、ゆっくり眠れる夜を作って下さい。

 

・水温計

 

[190円/個 程度~販売]

適正な水温かどうかを判断する為に水温計が必要となります。
水槽を見るときは水温もなるべく確認します。

 

・比重計

 

[1,000円/個 程度~で販売]

海水魚飼育では、塩分の濃さをチェックするために比重計が必要です。
「水から出る真水(淡水)」と「水に溶けている塩分」の割合を比重で知る道具です。
こちらで測定して、目安は1.021~1.023という値になるように水と塩分で調整します。
水をすくって見るだけで簡単にチェックする事が出来ます。

 

・ヒーター

 

[1,800円/個 程度~で販売]

クマノミ等の温かい海に生息する海水魚を飼育する場合に必要です。
基本的に25℃前後に設定出来れば大丈夫です。

①「サーモスタット(温度調整器)+ヒーター」のタイプは、サーモスタットにヒーターを接続して使用します。
こまめな温度調整が可能になります。

②「オート―ヒーター(温度固定式)」のタイプは、ヒーターに温度調整機能が内蔵されています。
26℃に固定された物がポピュラーです。

①か②のどちらかのパターンを水量にあわせて選定します。
(こまめに温度調整する必要がなければオートヒーターでOKです。)

ヒーターとクーラーが一体になった器具

 

最近では上記のようなヒーターとクーラーが一体となったアイテムも登場しており大変便利です。
30cm~45cm水槽くらいの比較的小型水槽のみの対応ですが、コンパクトで使いやすくオススメです。

TEGARUに水を送るためのポンプが必要ですので、合せて下記の水中ポンプも購入が必要です。

水中ポンプ購入の際はHzに注意して下さい。「東日本が50Hz」で「西日本が60Hz」です。

[2,400円/個 程度~で販売]

 

・クーラー(夏場などの暑い時期)

 

[16,000円/個 程度~販売]

水槽の設置場所が暑くなる場合(水温が30℃近くなる場合)はクーラーが必要です。
冷却ファンなどもありますが、冷却効果が低く水の蒸発も早いのでオススメ出来ません。
クーラー無しで夏を乗り越えられるケースもありますが、なるべく準備したい機材です。

 

クーラーに水を送るためのポンプが必要ですので、合せて下記の水中ポンプも購入が必要です。
水中ポンプ購入の際はHzに注意して下さい。「東日本が50Hz」で「西日本が60Hz」です。

 

・濾過装置(フィルター)

 

[3,760円/個 程度~で販売]

水をキレイにする(汚れにくく保つ)機材です。
魚の残りエサやフンを濾過してくれる役割を持ちます。
「上部式」「底面式」「外掛け式」「外部式」「オーバーフロー」など様々な種類や組合せがあります。
初心者の方にオススメの商品は「上記画像の海道河童」という外掛け式フィルターです。
上画像はプロテインスキマーという機能が付いており、海水魚飼育専用の外掛け式フィルターです。

プロテインスキマーについては別の記事で詳しくご紹介します。

・エアーポンプ

 

エアーポンプは海水中に酸素を供給する「ブクブク」の泡を作り出すアイテムです。
酸素が無ければ、あらゆる生き物が生きられない環境になってしまいますので必需品です。

エアーポンプと一緒に必要となるものを次に紹介していきます。

・エアーストーン


[300円/個 程度~で販売]

細かい泡が出るように、エアーを拡散してくれる役割があります。
水槽内に入れて使用します。

・エアチューブ

[150円/m 程度~で販売]

エアーポンプとエアストーンを繋ぐチューブです。
長期で使用しても固くなりにくいシリコン製の物がオススメです。

・逆流防止弁

[150円/個 程度で販売]

エアストーンとエアーポンプの間に取付けます。
水が逆流して、エアーポンプが故障するのを防ぎます。

 

・一方コック

一方コックはエアーの噴出量を微調整する事が出来ます。
エアーが強すぎたり一時的に止める場合に役に立ちます。

・人工海水の元(海から水を汲んできてもOK)

水道水に「人工海水の素」を溶かして海水を作る必要があります。
ミネラルが豊富なRED SEA SALTがオススメです。

下記の記事で人工海水について詳しく解説しています。

・サンゴ砂

水槽の底面に敷く砂です。
なるべくバクテリア付の物を選定します。
バクテリアとは水の汚れをキレイにする微生物です。

バクテリアについて詳しくは下記記事で解説しています。

・ライブロック

ライブロックとは、海水用の天然の岩です。
飾りとして利用する役割だけでなく、バクテリアや様々な微生物が付着しており、立ち上げがスムーズになります。

ライブロックについて詳しくは下記で解説しています。

・海水魚用のエサ

生体を飼育する上で餌は必需品です。
生体のサイズに合った餌を選定しましょう。

・魚を掬うネット

魚を移動したり救い出す際に必要になります。
生体や水槽のサイズを考えて購入する必要があります。

・電源タップ

各機材の電源を取るために、部屋の電源からの長さも考えて購入します。

電源が必要な機材

電源が必要となる機材は

・照明
・濾過装置
・ヒーター
・クーラー
・クーラー用のポンプ
・エアーポンプ

最低でも6つは必要です。分岐する等の対応も踏まえて準備しましょう。

 

海水魚飼育に必要な初期費用

 

海水魚飼育セットが安価で魅力的に市販されているかもしれませんが、海水魚飼育は命を扱います。

管理人も多くの失敗経験があります。

一定レベルのスペックで、なるべく失敗しない装備で癒やしのマリンアクアリウムをスタートして欲しいと思います。

前述の必要な機材全てを揃えれば、海水魚の飼育は十分に楽しめます。

下記表はCharmで購入した場合の試算表です。

海水魚飼育に必要な器具と価格一覧(30cmキューブ水槽)

アイテム名称 単価(税込)
30cmキューブ水槽 ¥2,270
30cm水槽用水槽台(丈夫な置き場所やキャビネットがあれば不要) ¥11,700
30cm水槽用照明 ¥4,830
水温計 ¥190
比重計 ¥1,350
ヒーター・クーラー(TEGARU) ¥19,650
水中ポンプ(TEGARU用)※Hzに注意して下さい。 ¥2,430
濾過装置 ¥3,180
エアーポンプ ¥1,060
エアストーン ¥282
エアチューブ(5m) ¥290
逆流防止弁 ¥150
一方コック(2個セット) ¥248
人工海水の素 ¥5,080
バクテリア付のサンゴ砂(3リットル) ¥1,710
ライブロック(Sサイズ5個セット) ¥4,100
海水魚用の餌(50g) ¥1,050
魚を掬うネット(Sサイズ) ¥505
コンセントタップ(6口2メートル) ¥1,191
合計金額(生体の金額無し)  ¥61,266

 

水槽や飼育機材を購入する前に決めておくべき事

海水魚の飼育機材を購入する前に予め飼育プランを立てる必要があります。
水槽を設置する前に決めておきたい項目を確認します。

・水槽のサイズを決める

自分の好みの水槽のサイズを決める必要があります。
飼育したい生き物やインテリアのバランス等も考えた方が良いでしょう。
水量が多い大きな水槽の方が水質が安定しますが、メンテナンスの手間や重量が大きくなったりのデメリットもあります。
初めての方は30cm、40cm、60cmくらいのサイズがオススメです。
(大型の海水魚やサメ等を飼育する場合は、大きな水槽が必要になります。)

・設置する場所を決める

サンゴ水槽

水槽を設置する場所はどこでも良いという訳ではありません。
様々な要因を考えた上で最適な設置場所を決めましょう。

直射日光が当らない場所

直射日光が当ると水温が極端に上がったり、コケが大量に発生する原因になります。
程よい外光であれば大丈夫ですが、なるべく環境の変化の無い場所を選ぶと良いです。

電源がある場所

電源が遠すぎたり、水槽に使用する電源が不足していると水槽が機能しませんので注意しましょう。

重量に対して安全かどうか

シューズボックスの上や既製家具の上に置く場合は強度を確認しましょう。
家具以外でも、特に古い木造住宅の場合は床の強度などもある程度確保されている場所が必要です。

地震の際に人に危険が無い場所

地震で万が一水槽が倒れてきた時に、下敷きになったりガラスが割れて怪我をしたりという事が想定されます。
寝室などに設置する場合は注意が必要です。

熱気や冷気が極端にあたる場所

エアコンが直接あたったり、冷暖房器具のすぐ近くに設置する事は避けた方が良いです。
水槽用のヒーターやクーラーではコントロール出来ない温度になる可能性があります。

水道や排水が近くにあると便利

水道や排水が近くにあると、水換えの時に重宝します。

 

 

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