カクレクマノミの飼育・雑学・繁殖方法を詳しく解説

カクレクマノミの飼育・繁殖・販売価格

 

カクレクマノミ

知名度、人気共にナンバーワンのカクレクマノミ

学名(Amphiprion ocellaris)英名(Clown anemonefish)
カクレクマノミはスズキ目ススズメダイ科クマノミ亜科に属する海水魚です。
映画の「ファインディング・ニモ」「ファインディング・ドリーでお馴染み」で、海水魚ではナンバーワンの知名度を誇っており、観賞魚としても非常に人気の高い種です。

カクレクマノミの生息地・分布

インド太平洋特にフィジーやトンガーなど浅瀬のサンゴ礁に生息しています。
日本では沖縄本島をはじめ、石垣島や宮古島、その他周辺の離島でもよく見られます。九州では奄美大島などでよく見ることが出来ます。

大きさ(サイズ)

約5~6cm 自然界では10cmを超える巨大な個体もいます。

適正水温

25~26℃ 自然界では比較的浅瀬に生息している為、温度は高めです。

飼育の難しさ

★★☆☆☆  一度環境に慣れてしまえば飼育は容易です。

入手の難しさ

★☆☆☆☆  カクレクマノミは大変人気ですので、海水魚を取り扱っているショップであれば殆ど見つける事が出来ます。だいたい6~7割程度が養殖個体です。

カクレクマノミの別名

イヌビなど 沖縄で呼ばれている名称です。

カクレクマノミの価格(目安)

700円~1,500円前後  高価なものは2,500円~6,000円程度のものもいます。

 

カクレクマノミの飼育方法・餌付けの方法


カクレクマノミとナガレハナサンゴ

カクレクマノミを上手に飼育するには?

カクレクマノミを飼育する前にに必要な物や準備するもの

 

・水槽

・フィルター

・照明機器(蛍光灯・LED・メタルハライドランプ)

・人工海水、天然海水
カクレクマノミは海水魚ですので海水を用意してあげる必要があります。海水は近くに海があれば、天然の海水を使用する事が理想的ではありますが、人工海水の素で簡単作ることが出来ます。

・比重計
塩分濃度(比重)の目安を測る際に使用します。人工海水を作る場合は、塩分濃度(塩の薄い・濃い)をこちらの比重計を使用し、測りながら作ります。比重は、カクレクマノミを飼育する場合1.021~1.023で合わせるのがベストです。
上手く比重を維持するコツとして、冬場など水の蒸発が早い時期は塩分濃度が高くなりやすいので、少々低めに合わせておくことをお勧めします。

・クーラー、ヒーター
夏場は30℃を超してしまうことがおおいのでクーラーや冷却ファンを使用して
温度を下げる必要があります。冬場は逆に水温が下がるのでヒーターを使用します。

・サーモスタット
設定温度を調整する商品です。

・サンゴ砂
サンゴ砂は絶対に必要なものではなく、より見た目を鮮やかにするために使用します。サンゴ砂はあまり厚く引くと底に有害物質が溜まってしまうので2~3cmくらいがベストです。

・ライブロック
ライブロックとは生きた岩とも言われ、いろいろな生物が住みついておりバクテリアが豊富に生息しているので、水質の浄化にも繋がります。
人工で作成した人工ライブロックなどもあり、本物のライブロックよりも安価に購入することが出来ます。

 

 カクレクマノミを飼育する前の準備

カクレクマノミを飼育する前の準備として、必要道具が揃ったら次は早速水槽内に塩分濃度を合わせた海水を入れていきます。
水槽に水を入れたら実際にフィルターやヒーターを動し、数週間~1ヶ月ほど試運転を行います。

 

カクレクマノミを水槽内に投入する際の注意点

水槽設備の試運転期間を終えたら、カクレクマノミを実際に水槽に投入します。
しかし、購入してきたカクレクマノミを急に水槽に入れてしまうと、カクレクマノミは水質や温度の急激な変化によってショックを受けます。弱って病気にかかったり、最悪の場合死に死んでしまいます。
それを防ぐために行うのが「水合わせ」です。

水あわせの方法

・購入してきたままの袋に入った状態で、水槽に15分ほど浮かせて水槽内の水の温度と袋の中の水の温度を合せて行きます。

・次に袋の水とカクレクマノミを一旦バケツなどの入れ物に移して、エアーホースの片方を水槽の水の中につけて固定し、もう片方を口でくわえて吸うと水槽の水がバケツに落ちてくる(サイフォンの原理)ので口で吸った方の口から出てきた水がバケツに入るように固定し、水合せを行います。(エアーホースの固定はエアーチューブ用の吸盤を使うと固定しやすいです。)
この際、出口のエアチューブに一方コックを取付けて水あわせのスピードを調整します。
バケツの水があふれそうな場合は水槽に戻し、水あわせのの時間は20~30分程度もあれば充分です。
水あわせの際の注意点は、所要時間をかけすぎて水が酸欠になる事です。不安な場合は水合せを行う容器にエアレーションを行うと良いです。

 

カクレクマノミの餌、餌付け方法

カクレクマノミの餌は比較的何でも良く食べますが餌は以下の通りです。

人工飼料 顆粒タイプ (プロバイオティクス メガバイオレッドなど)
顆粒タイプの餌は一粒が小さく小粒なので小型魚の口の大きさに合った餌です。
しばらくは水面に浮いていますが時間が立つと沈みます。
カクレクマノミなどのクマノミの仲間は顆粒タイプがお勧めです。

人工飼料フレークタイプ
フレークタイプはスライス状になっていて水面に浮かび沈まないタイプです。
食べやすく消化にはいいが、水を汚しやすいというデメリットがある。

無添加乾燥オキアミ
カルシウムを含んでいるの身体にも良く、
沈みにくく水が汚れにくいです。

*どの餌にする場合も海水用のものを選びましょう。

実際にカクレクマノミに餌をあげましょう

海水魚は非常にデリケートは生き物で環境の変化にすごく敏感
ですので水槽に入れた当初は餌は全く食べない個体が多いです。
慣れないうちはあまり餌を与えすぎると水質の悪化につながるので
注意が必要です。

大体3~5日程経てば徐々に環境に慣れえさを食べてくれるようになります。
カクレクマノミは他の海水魚に比べて比較的人間にな慣れやすいので
餌付けしやすく、水槽に近くずくと近寄ってくることもあるぐらい良く人間慣れ
海水魚の中でも人気が高い理由の一つになっています。

餌を与える頻度

餌の与える頻度は特にこれといった量は決まっていません。
餌の量や頻度は飼育しているカクレクマノミを良く観察して与えていきます。

目安としては一日に食べきれるのであれば何回与えてあげても基本大丈夫です。
重要なのは一回の量を残り餌が出ないように与えてあげることが大事で
一回での量は確実に食べきれる量を与えてそれを数回与えてあげることがベストです。

カクレクマノミも人間と一緒でお腹がいっぱいになれば食べなくなります。

 

カクレクマノミの寿命

カクレクマノミの寿命は一般的には10~20年といわれておりますが
飼育下、水槽内での飼育では平均5~6年ぐらいと言われています。
あくまでも平均ですので飼育環境や飼育方法によっては10年近く生きるカクレクマノミ
もいています。

飼育下よりも自然界でのカクレクマノミの方がストレスが少なく
自分に合った環境に自由に移動できるため自然界でのカクレクマノミの
寿命は長いです。

カクレクマノミの超寿命のギネス記録は43年だそうです。

カクレクマノミはイソギンチャクとが居ないと飼育できないのか?

カクレクマノミはイソギンチャクと共生することでよく知られています。
カクレクマノミを飼育するにはイソギンチャクも一緒に飼育しなくてはいけないと
思っている人は結構多いと思います。

ですが、実際の所はカクレクマノミはイソギンチャクが居なくても飼育することが出来ますし
逆にイソギンチャクもカクレクマノミが居なくても飼育することは出来ます。

ただイソギンチャクがいる事でカクレクマノミが安心してストレスの少ない環境になり
落ち着くことは確かで、イソギンチャもカクレクマノミがいる事でコンディションがよくなるのも
確かです。

また稀に、飼育水槽内でイソギンチャク一匹に対してカクレクマノミが多数飼育している場合に
数匹のカクレクマノミが縄張りをもち他のカクレクマノミがイソギンチャクに入れないことも
あります。
それでもイソギンチャクに入れなっかたカクレクマノミ達は普通に水槽内を泳ぎまわって生活していますので
絶対に一緒に入れてあげないといけないといったことはありません。

イソギンチャクが無い水槽でのカクレクマノミの行動

水槽内でイソギンチャクを一緒に入れないでカクレクマノミを飼育している場合にカクレクマノミがとる行動が少し面白い行動をします。

イソギンチャクも一緒に飼育していれば、もちろんカクレクマノミはイソギンチャクに共生するのですが
入っていない場合に、例えば同じ水槽にサンゴなどで少しイソギンチャクに似ているナガレハナサンゴなどが入っているとカクレクマノミはナガレハナサンゴをイソギンチャクと間違えて触手の中に埋もれている少しユニークな姿を見せてくれることもあります。

サンゴ以外でもケヤリムシに埋もれることもあります。

カクレクマノミの産地での違い、種類、改良品種


映画ファインディングニモ・ファインディングドリーでも人気が急上昇したカクレクマノミですが
カクレクマノミのクマノミには20種類を超える種類が存在し種類により特徴なども異なってきます。またカクレクマノミは産地によっても若干発色が変わってきます。その中でもカクレクマノミはブリードによりさまざまな体色をした改良品種が存在します。
ここではカクレクマノミの産地によっての違い、クマノミの種類やカクレクマノミの改良品種について簡単にご説明していきます。

 

 

カクレクマノミの産地によっての発色の違い

カクレクマノミは主にバリ産、沖縄産、セブ産、インドネシア産などが主な産地になっていますが
カクレクマノミは産地によっても発色のしかた異なり、好みのカクレクマノミを購入するためにも産地によっての発色の特徴を知っておくとことで、ショップなどで購入される際にすごく役に立ちます。ただし個体差によっては若干変わってきます。
ここではその産地によっての発色の特徴を簡単に解説いたします。

バリ産

カクレクマノミは濃いオレンジ色を好まれる方が多くニモのように濃いオレンジ色の
発色を好まれる方はバリ産がお勧めです。バリ産は数ある産地の中でもオレンジ色が濃く発色しやすい傾向にあることから人気の高い産地になります。
しかし輸入量が多いため薬物採集された個体が多く、薬物採集された個体は長生きしないので
しっかりと薬物採集されたものでないかなどの確認が必要になるかと思います。

沖縄産

沖縄産カクレクマノミは状態の良いものが多いです。
また沖縄産のカクレクマノミは比較的深場に生息していることからオレンジ色が濃い個体が多く
カクレクマノミの特徴でもある縁の黒色の色素が薄いのも沖縄産の特徴になります。
国産と言うこともあり環境にも慣れやすく丈夫で人気は高いですが、少し値段は高く売られております。

セブ産

セブ産は沖縄産と違い縁どられた黒色の色素濃く縁の黒い部分が太く発色する傾向があり
オレンジ色も比較的濃くハッキリとした印象を受けます。
またセブ産はマニラ産からのものも混じることがあり、マニラ産は薬物採集されていることが多いので
少し薬物採集のものが混じっていることもありますがバリ産に比べると状態は良いものが多いです。

インドネシア産(インド付近)

インドネシア産は他の産地に比べて少し輸入量は少ないですが、入手は比較的容易です。
発色の特徴として縁の黒の発色が細くオレンジ色が他の産地の比べて薄い印象を受けます。
インドネシア産は以前まで状態の良いものが輸入されていましたが最近では少し状態が悪くなってきています。ですが状態をしかっり確認することが出来ればすごく状態が良いものも多いです。

 

カクレクマノミのかかりやすい病気・原因・治療


ここではカクレクマノミがかかりやすい病気について、原因や治療法などを紹介していきます。

カクレクマノミは海水魚の中では比較的病気にかかりにくい種ではありますが、環境が整っていなかったり
急激な環境変化があったりする場合にはすぐに病気にかかってしまい死んでしまいます。
ですので早期発見がとても重要になってきますので、飼育される前にしっかりと原因や治療方などを
把握しておきましょう。

トリコディナ病

トリコディナ繊毛中は汚水な水質を好み繁殖力が強い細菌の一種です。
トリコディナ病はカクレクマノミなどクマノミの仲間が最もかかりやすい病気になります。
トリコディナ病は白点病やウーデニウム病、リンフォシスティス病の数ある病気の中でも一番
致死率が高い病気と言われています。ですのでトリコディナ病は非常に厄介な病気になり発見が遅れた場合には一日で水槽内の海水魚が全滅してしまう事もある病気なので早期発見、早期治療がとても重要になります。

トリコディナ病の症状は海水魚の体表に白い膜が張ったているようになり、ひどいものでは全身白い膜に覆われることもあり、その膜がエラに入り込み呼吸が出来なくなりしんでしまう個体もいます。
また、トリコディナ病にかかると発色も悪くなり色あせた発色をします。

トリコディナ病の原因としては、トリコディナ原虫が免疫の落ちた海水魚の体に付着して起こるとされています。また水換えの頻度が少なかったり、残り餌や魚の排泄物などの有機物が溜まり水質が悪くなっていることが考えられます。また海水魚自体が何だかの原因によって免疫力が落ちてるとかかりやすくなります。
対策としては、定期的な水換えが絶対に必要になってくるのと、餌やりはできるだけ残り餌のでないように心がける必要があります。

治療方は淡水浴が基本的な治療法になり、早期発見の場合は比較的完治しやすいですが発見が遅くなると
完治はすごく困難になり時間がかかる場合が多いです。
淡水浴方法として、別に容器を用意しカルキを抜いた真水を入れて温度を実際の飼育温度に合わせてあげます。また酸欠にならないようにエアレーションも行いましょう。
次に、発症している海水魚を3~4分淡水浴させます。このときスレ傷に効目のある薬なども入れてあげると効果的だそうです。淡水浴から引き上げたときには発症している患部を丁寧に手でこすり取る作業をしてもう一度2~3分程度淡水浴をしてから速やかに飼育水槽に入れてあげましょう。淡水浴は海水魚にとってすごくストレスなりますのであまり長い時間の作業はできません。

この作業を2~3日繰り返して行えば徐々に完治していくことが多いです。

いずれにしてもトリコディナ病は早期発見が大事になりそれには日々の観察がとても重要になってきます。
いつもより体色が悪くなっていないか餌食いが悪くなっていないかなど少しでもおかしい部分がないかどうかを良く観察して日々のメンテナンスをしっかり行うよう心がけてください。

白点病

白点病は海水魚、淡水魚共によくかかる病気で、アクアリウムをしていく中で絶対に経験することになる病気でもあります。淡水魚の場合は温度を上げたり薬を使えば簡単に治ってしまう病気でそこまで死にいたらないですが、海水魚の場合は非常に治りにくくいろいろな治療方法はありますがどれも効果はいまいちなものが多いのが現実です。また海水魚の白点病の場合は効目の強い治療方法がない為どんどん酷くなっていき最終死んでしまうケースが多いです。

ですので、白点病にならないように日々対策が非常に大事になってきます。

白点病の発症の原因ですが良く他の魚で白点病を発症していてその魚かから移ってしまったと
認識されることが多いですが、実は白点病は伝染していくということはなく、免疫力が落ちた魚に
白点虫という寄生虫が寄生して発症すると言われています。
この白点虫はどの水槽の中にも生息して普段免疫力が高いときにはかかりにくいですが何らかの原因で免疫力が落ちてしまったときに発症しやすい病気です。このことから発症させない対策として海水魚自体の免疫力を強くしてあげることが一番の対策方になり体調さえよければそう簡単にかかる病気ではありません。

カクレクマノミの免疫力が落ちてしまう原因として以下のことが考えられます。

(購入してきて当初など水槽や環境が変化したとき)
(水換え時に起こる温度の変化)
(日々のメンテナンスが不十分になり排泄物や残り餌などの有機物による水質悪化)
(生物濾過、物理濾過などの濾過能力が追いついていない場合)
などが考えられ、他にも塩分濃度変化などがあり変化にはすごく弱いです。

白点病の症状として海水魚の体表に白色の粒が無数に付着します。
また、白点病になった海水魚はよく体をライブロックなどにこすりつける仕草を見せます。

白点病の治療方法として(薬や銅イオン使う治療、全水換え、淡水良浴)などの方法がありますが先程も上記で解説したように効目が強いものではありせん。

薬や銅イオンを使用する治療法についてですが、薬は淡水用でも販売されているグリーンFゴールドをよく使用します。グリーンFゴールドの使用方法として規定量の半分を水槽に投入し3日置きに投入していきます。
グリーンFゴールドの使用注意点としては水槽内にライブロックやサンゴ、無脊椎動物が入っている場合は使用することが出来ないので、別に水槽を設ける必要があります。
また銅イオンの治療方法としてはマリーンアート・ザ・銅イオンという海水魚ようの商品あり銅イオン溶液を作り投入しますが注意点としては銅イオンもグリーンF ゴールド同様サンやライブロック、無脊椎動物が入っている場合は使用出来ないのと、銅の濃度が濃すぎると銅ショックになる場合があるので初めはかなり薄めににして使用することをお勧めします。
銅イオンの簡単な治療方法としては10円玉をそのまま水槽内に投入する人もいます。

全水換えについて
全水換えの治療方法は一時的には改善されますが、海水魚にとってストレスが大きく
再発しやすいという難点があります。
淡水浴について
こちらの方法も一時的には白点虫は離れますが生体へのストレス負荷が大きいためかえって症状を
悪化させていまう事があります。淡水浴される際は出来るだけ作業時間は短くする必要があります。

リムフォシスティス病

リムファシスティス病はあまり名前が知られていない病気ですが、この病気もカクレクマノミやクマノミの仲間がよくかかりやすい病気になります。

症状としは、白点病とは異なりヒレ部分などに大きな白い班点が付着します。

白い斑点と言うと白点病という認識がありますが、白点病のように班点が移動したりせず、どんどんその班点が大きくなっていき、ヒレを覆ってしう事もあり、これらがエラ部分にできてしまうと呼吸困難になり死んでしまいます。

また、班点がどんどん大きくなり悪化していくと、ヒレなどが溶け出してくる場合もあります。

リムフォシスティス病は海水魚がすり傷や他の魚にいじめられ、体が傷ついた部分にリムフォシスティスウイルスが感染することで起こる病気で、この病気は白点病のようにすぐに死んでしまうような恐ろしい病気ではありません。

早期発見を心がけ、しかっりとした治療をしてあげる事が完治につながります。

リムフォシスティス病の治療方法は他の病気に比べて難しくなく薬品などを使う必要もありません。

この病気で一番効果的と言われる治療法は淡水浴になり、病気を発症した海水魚のサイズに合わせて塩素をしっかりと抜いた真水を用意します。

温度も少しでもストレスがかからないように飼育温度にしっかり合わせてあげます。

淡水浴の方法としてはトリコディナや白点病と同じにで3~4分程度を目安に作業を行います。

また、リムフォシスティス病はトリコディナ病や白点病に比べて付着力が強いので、少し爪を立てながらあまり強くしすぎないようにし取り除いてあげます。

この作業を1~2分程度で終わらせて、あとはもう一度しばらく淡水浴させてから飼育水槽に戻します。

この作業を2~3日行えばほとんどの確率で改善されてきます。

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