「サンゴや海水魚に付着した」ヒラムシの駆除方法・ハダムシの駆除方法

海水魚飼育・サンゴ飼育でのヒラムシやハダムシ等の寄生虫対策

サンゴに付着するヒラムシ

バブルコーラルに付着したヒラムシ

ディスクコーラルにヒラムシ

ディスクコーラルに付着したヒラムシ

購入したサンゴや海水魚、飼育しているサンゴにヒラムシが付着している事があります。

フラワーコーラルやナガレハナサンゴ、ミドリイシ等のデリケートなサンゴにもよく付着してるヒラムシ。

サンゴにキズを付けないように注意しながら駆除する必要があります。

サンゴに付着したヒラムシの駆除方法

 

サンゴに付着したヒラムシ

付着したヒラムシによると思われるサンゴの白化現象

見た目も悪く、生体への影響も懸念されるヒラムシは

広範囲に蔓延する前に注意して観察し、早期発見・早期駆除する事が大切です。

大事なサンゴや生体を守るための、ヒラムシ駆除の方法をご紹介します。

・地道ではあるがスポイトで確実に駆除する方法

サンゴに付くヒラムシの駆除方法は、スポイトで水流を吹きつけ、ヒラムシが剥がれたところをスポイトで吸い取って下さい。

この方法は、水槽の水流を止めて行う方が作業し易くなります。

 

天敵であるクリーナーに駆除して貰う方法

小型の動物性の生き物を補食する「マンダリン」等のネズッポ類や

「ニセモチノウオ」を飼育する事で寄生虫の駆除が可能です。

ヒラムシ等の寄生虫はもちろんですが、ミジンコやその他の微生物も捕食してしまう事も覚えておくと良いです。

 

オキシドールによるヒラムシの駆除

駆除用の水槽に、オキシドールを海水の20~30%の分量で加えます。

生体のコンディションや特性を考えて、薄めの物から試験するのが良いです。

薄めたオキシドールの水槽(容器)にサンゴを入れてエアレーションと水流を作ります。

ヒラムシがとれた事が確認できればOKです。

 

・専用のトリートメントで駆除する方法

ヒラムシが付着したサンゴを取り出し、サンゴ用のトリートメント液を溶かした海水にサンゴを浸けておくのも有効です。

トリートメント液を使用する場合には、必ず説明書の通りの使用法を守ってください。

購入してきたサンゴを薬浴する場合は、

トリートメントで有名な商品としては

「リバイブコーラルクリーナー」

「Coral-RX」

がオススメです。

 

ヒラムシの駆除で有名な商品としては

「フラットワームソリューション」

「フラットワームイグジット」

がオススメです。

水槽内に広範囲に渡ってヒラムシが生息してしまった場合は

水槽全体に駆除トリートメントを使用する方法が有効です。

駆除剤やトリートメント使用の注意点

各製品の取り扱い説明を熟読するする事のはもちろんですが

飼育水槽に駆除剤を使用した場合、ヒラムシ駆除後の水換えが必要です。

薬剤で倒したヒラムシは体から毒素を発します。

しっかりと事前に海水を準備しておく必要があります。

 

海水魚に付着しているハダムシの駆除方法

 

ハギに付着した寄生虫

ハギに付着した寄生虫

拡大したハダムシ

拡大したハダムシ

海水魚に寄生する寄生虫

海水魚に寄生する寄生虫(拡大)

海水魚を新たに購入して来た場合、薬浴を行っていない個体には寄生虫が付着している可能性があります。

一度水槽に持ち込んでしまったハダムシ等の寄生虫は、既に飼育している海水魚にも寄生する可能性がありますので注意しましょう。

淡水浴によるハダムシの駆除

海水魚に寄生しているハダムシを駆除する方法としては

淡水浴があります。淡水浴は比重の違いを利用してハダムシを離れさせる方法です。

淡水に敏感な海水魚やデリケートな海水魚の淡水浴は注意が必要になります。

オキシドールによるハダムシの駆除

サンゴのオキシドールによるヒラムシ駆除の方法と同様に、

駆除専用の水槽に、オキシドールを海水の25%程度の量で薄めます。

専用の駆除剤を使用した駆除

魚類の寄生虫を駆除する商品としては

「ハダクリーン」

という商品があります。

水産事業者向けの商品ですが国産の信頼出来る商品です。

 

関連記事

  1. バクテリアは水作りの基礎
  2. 海水魚の混泳組合せ
  3. サンゴ飼育に添加剤
  4. イソギンチャク
  5. 海水魚の混泳
  6. アオスジスズメダイ

コメントをお待ちしております

スポンサードリンク